手術手技
ロボット支援手術における脾彎曲部授動の定型化
賀川 義規
1
,
井上 彬
1
,
西沢 佑次郎
1
1大阪急性期・総合医療センター消化器外科
キーワード:
ロボット支援手術
,
脾彎曲部
,
直腸癌
Keyword:
ロボット支援手術
,
脾彎曲部
,
直腸癌
pp.221-225
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002624
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下部直腸癌に対するロボット支援手術では,人間の手以上によく曲がり(多関節機能),手ぶれしないロボットの鉗子を使用するため,狭くて深い骨盤の中でも正確かつ繊細な手術が行えるメリットが大きく,近年,急速に普及している1)。腫瘍の占居部位が肛門管に近くなればなるほど脾彎曲部授動の必要性が出てくる。しかしながら,ロボット支援下低位前方切除術時の脾彎曲部授動のポート配置やそのセッティングは,まだ定型化できていないのが現状である。当センターで行っている脾彎曲部授動について紹介する。
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