手術症例報告
2回の生体腎移植後に発症した急性虫垂炎に対し腹腔鏡下虫垂切除術を施行した1例
小﨑 浩一
1
,
笠井 華子
1
,
小林 仁存
1
,
米山 智
1
,
湯沢 賢治
1
,
寺島 徹
1
1国立病院機構 水戸医療センター外科
キーワード:
急性虫垂炎
,
腹腔鏡下虫垂切除術
,
腎移植
Keyword:
急性虫垂炎
,
腹腔鏡下虫垂切除術
,
腎移植
pp.1999-2005
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002544
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近年,腎移植件数は増加の一途をたどり,その生着率・生存率の向上とともに腎移植後の腹腔鏡手術も増加している。腎移植後の腹腔鏡手術では,腎移植手術による移植腎や尿管の解剖学的変化,ポート挿入・留置の位置,そして気腹圧の移植腎機能への影響,などの問題もあり,腎移植後に腹腔鏡手術を行うには十分な注意が必要とされる。今回,われわれは2回の生体腎移植後に発症した急性虫垂炎に対し,腹腔鏡下虫垂切除術を施行した1例を経験したので報告する。
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