特集 最新知見に基づく消化管外科の再手術─適応と術式選択
異時性多発大腸癌に対する手術
松永 史穂
1
,
絹笠 祐介
1
1東京医科歯科大学消化管外科
キーワード:
異時性多発大腸癌
,
腹腔鏡手術
,
周術期管理
Keyword:
異時性多発大腸癌
,
腹腔鏡手術
,
周術期管理
pp.1937-1942
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002536
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大腸癌取扱い規約では,他の臓器や器官に悪性腫瘍が発生したものを重複癌と定義し,第1癌と第2癌の発現期間が2カ月以上のものを異時性と分類している。また,異時性大腸癌の発生頻度は1.5~3%とされ,これは一般集団と比較すると1.3~1.5倍と高く1),大腸癌の罹患歴は異時性大腸癌発症のリスク因子である。
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