手術手技
Hybrid NOTES手技を用いた腹腔鏡下胆囊摘出術
柏木 宏之
1
,
数納 祐馬
1
,
五十嵐 優人
2
,
村田 宇謙
2
,
磯貝 尚子
2
,
河内 順
2
1湘南鎌倉総合病院肝胆膵外科
2湘南鎌倉総合病院外科
キーワード:
NOTES
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
経腟アプローチ
Keyword:
NOTES
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
経腟アプローチ
pp.1863-1868
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002504
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腹腔鏡下胆嚢摘出術(laparoscopic cholecystectomy;Lap-C)は,1987年Mouretら1)により初めて報告され,その低侵襲性から,今では胆嚢良性疾患に対する第一選択の術式となっている。通常,ポートを腹壁に4カ所挿入する4ポート手技が標準であるが,さらなる低侵襲を目指し,腹壁の損傷を低減するreduced port surgeryや単孔手術2,3),NOTES(natural orifice transluminal endoscopic surgery)を応用した手術4,5)が試みられている。とくにNOTESでは,摘出する臓器が腟や消化管などの体内に自然に備わっている管腔臓器から取り出されるため,体表の創を最小限にできるメリットがある。
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