手術手技
ランドマーク解剖とトンネル視野を意識した腹腔下胃切除術における膵上縁郭清
大橋 学
1
,
天田 塩
1
1がん研有明病院胃外科
キーワード:
腹腔鏡下胃切除術
,
ランドマーク
,
トンネル
Keyword:
腹腔鏡下胃切除術
,
ランドマーク
,
トンネル
pp.879-884
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002213
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腹腔鏡手術は胃癌に対する手術に何をもたらしたのか? 小さい創の低侵襲性や,拡大視による新たな解剖認識とそれに基づく精密性はよく語られていることである。もう1つ,ここ20年ほど専門的に胃癌手術に携わってきた者として感じることは,老いも若きも外科医全体を胃切除術に熱くさせたことである。ともすると「たかが胃切除」の雰囲気だった開腹手術全盛期とは違い,昨今ではさまざまなアプローチ法の提唱,どう展開するのか,どこまで取るのか,どうつなぐのか,何を使うのかと喧々諤々の状態である。筆者からすれば,昔から胃外科の専門家はそう考えていたし,何を今さらと思うこともあるが,なるほどそういうこともあるかと納得も(しばしばで)ある。
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