特集 消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術 エルステから高難度まで
Ⅲ 鼠径部ヘルニア手術 10 TEP法に必要な外科解剖
江口 徹
1
,
藤井 圭
1
,
佐藤 瑶
1
,
奥村 幹夫
1
,
三浦 敬史
1
,
当間 宏樹
1
1原三信病院外科
キーワード:
TEP
,
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術
,
腹膜前腔
Keyword:
TEP
,
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術
,
腹膜前腔
pp.633-642
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002165
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成人鼠径部ヘルニアに対する腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(laparoscopic inguinal hernia repair;LIHR)は鼠径部切開メッシュ法と比べて術後早期の痛みが軽く早期社会復帰が可能であり,さらに,創感染,血腫形成が少なく慢性疼痛や知覚異常の発生率も低いとされているが1-4),これらは腹腔鏡手術の低侵襲性と,後方到達法による鼠径部構造の温存によるメリットが合わさったものである。
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