手術症例報告
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)を併存した胆管内乳頭状腫瘍(IPNB)に対して,肝左葉切除術,膵体尾部切除術,脾臓摘出術を施行した1例
浦岡 未央
1
,
木下 征也
2
,
岡田 敏正
2
,
上野 富雄
2
1松山市民病院外科
2川崎医科大学附属病院消化器外科
キーワード:
IPMN
,
IPNB
,
同時切除
Keyword:
IPMN
,
IPNB
,
同時切除
pp.823-829
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001694
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胆管内乳頭状腫瘍(intraductal papillary neoplasm of bile duct;IPNB)は膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm;IPMN)のカウンターパートとして注目されており,比較的まれな疾患である。通常の胆管癌に比べると予後は良好で,外科治療により長期予後が期待できるとされている。今回,われわれはIPNBにIPMNを併存した非常にまれな1例を経験したので報告する。
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