手術手技
Barbed sutureを使用した残胃十二指腸Delta吻合変法
小倉 正治
1
,
別宮 絵美真
1
,
瀧川 穣
1
,
長谷川 博俊
1
,
松井 淳一
1
1東京歯科大学市川総合病院外科
キーワード:
Billroth-Ⅰ法
,
共通孔
,
手縫い
Keyword:
Billroth-Ⅰ法
,
共通孔
,
手縫い
pp.819-822
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001693
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腹腔鏡下幽門側胃切除(laparoscopic distal gastrectomy;LDG)の再建において,Delta吻合を使用したBillroth-Ⅰ(B-Ⅰ)法吻合は,Kanayaらによって報告され1),多くの施設で施行されている。当科でも2010年より同吻合を導入してきたが,2018年12月より共通孔を全層1層縫合するDelta吻合変法を採用している。近年では,腹腔鏡手術の増加によって熟達した体腔内操作,縫合を行うことが可能となっている。さらには,barbed sutureを使用することで腸管の縫合,吻合時間の短縮が見込まれる。
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