手術手技
腹腔鏡下幽門側胃切除術における腸間膜の方向性・立体構造を意識したRoux-en-Y再建
加野 将之
1
,
林 秀樹
1
,
松原 久裕
1
1千葉大学附属病院食道・胃腸外科
キーワード:
内視鏡手術
,
胃切除術
,
Roux-en-Y再建
Keyword:
内視鏡手術
,
胃切除術
,
Roux-en-Y再建
pp.349-355
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001100
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胃癌に対する幽門側胃切除術の再建法は,Billroth Ⅰ法,Billroth Ⅱ法,Roux-en-Y法を選択肢としている。術後栄養状態1,2)と術後補助化学療法におけるRDI(relative dose intensity)の知見3,4),内視鏡観察の進歩,さらには患者さんからの「胃を少しでも温存してほしい」との要望のもと,小さな残胃であっても胃全摘を避けて胃を温存することが増えている。この場合の選択肢はBillroth Ⅱ法かRoux-en-Y法となる。噴門側胃切除ではdouble tract法を採用している。胃切除術・胃全摘術のRoux-en-Y再建,噴門側胃切除術のdouble tract法では,Y吻合の作製を要する。
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