Japanese
English
症例
関節リウマチに対してエタネルセプトで加療中に生じた皮膚サルコイドーシスの1例
Cutaneous sarcoidosis in a patient with rheumatoid arthritis treated with etanercept
曽田 朋子
1
,
山本 美博
1
,
端本 宇志
1
,
佐藤 貴浩
1
Tomoko SOTA
1
,
Mihiro YAMAMOTO
1
,
Takashi HASHIMOTO
1
,
Takahiro SATOH
1
1防衛医科大学校,皮膚科学講座(主任:佐藤貴浩教授)
キーワード:
サルコイドーシス
,
TNF-α阻害薬
Keyword:
サルコイドーシス
,
TNF-α阻害薬
pp.603-606
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005775
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49歳,女性。1年4カ月前に関節リウマチに対してTNF-α阻害薬エタネルセプトを開始された。2カ月前に小児期に受傷した左膝蓋の創部瘢痕に色調変化が出現した。診察上,同部位はごく軽度の鱗屑を付す紅褐色局面となり,両下腿には表面が褐色調を呈する皮下結節が散発していた。病理組織学的所見では軽度のリンパ球浸潤を周囲に伴い多核巨細胞を混じる非乾酪性類上皮細胞肉芽腫が形成されていた。心臓,肺,眼にはサルコイド病変を認めず皮膚サルコイドーシスと診断した。関節リウマチの治療をエタネルセプトからタクロリムスに変更し皮膚症状は軽快した。TNF-α阻害薬によるサルコイドーシスではTNF-α阻害薬の中止のみで軽快する例が多いとされる。

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