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ジアフェニルスルホン投与中にメトヘモグロビン血症を生じた自己免疫性水疱症
工藤 健太
1,2
,
北野 佑
2
,
伏田 奈津美
2
,
岡本 芳伸
1
,
永井 秀哉
3
Kenta KUDO
1,2
,
Tasuku KITANO
2
,
Natsumi FUSHIDA
2
,
Yoshinobu OKAMOTO
1
,
Hideya NAGAI
3
1福井県立病院,皮膚科(主任:岡本芳伸医長)
2金沢大学,皮膚分子病態学
3福井県立病院,救命救急センター
pp.531-532
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005755
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現病歴 初診1カ月前より体幹四肢に瘙痒を伴う紅斑と水疱が出現し拡大した。前医でプレドニゾロン(PSL)10mg内服が開始されたが,改善せず当科へ紹介入院となった。採血で,抗BP180抗体1,920IU/ml,抗Dsg1抗体 陰性,抗Dsg3抗体 陰性。水疱に至らない紅斑より皮膚生検し,表皮基底膜部に空胞変性と,真皮浅層に好酸球浸潤を多数認めた。蛍光抗体直接法で表皮基底膜部にIgG,C3の線状の沈着を認めた。水疱性類天疱瘡と診断し,PSL 30mgに増量しニコチン酸アミド9gとドキシサイクリン100mg内服を開始した。改善なく,6日目よりジアフェニルスルホン(DDS)50mg/日とスルファメトキサゾール・トリメトプリム(ST合剤)を追加してPSL 40mgに増量した以降から皮疹の改善があり,PSL漸減を見込んで14日目よりDDS 100mg/日に増量した。20日目にSpO2が90%(経鼻O2 10l投与)に低下し,口唇のチアノーゼが出現した(クリニカラー1図)。
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