憧鉄雑感
第161回 異業種学術団体への貢献
安部 正敏
1
Masatoshi ABE
1
1医療法人社団 廣仁会 札幌皮膚科クリニック
pp.1215-1215
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005349
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筆者の脳内知識の殆どが鉄道であるとはいえ,いやしくも皮膚科専門医である以上そのアピールは重要であると認識し微力を尽くしている。日本創傷・オストミー・失禁管理学会なる看護師主体の学会にも常任理事として皮膚科医の存在価値を主張している……つもりであったが役割は何と “財務担当理事” であり,案の定皮膚科医としての功績は微塵も認められていない。尤も,これまでこの職は必ず医師が務めており過去形成外科の教授が名を連ねる。初の皮膚科医であり,その手腕を評価して貰おうと従来は書類に判子を押すのみである役割ながら,筆者は請求書と領収書を事細かに調べ上げ,学会運営委託業者に様々意見した。コピー代が1枚50円と知ると,今時コンビニエンスストアは1枚10円であり暴利極まりない! なんぞと烈火の如く激怒し,宅配便の伝票で同一宛先に複数回宅急便が使われているのを見るや否やなぜゆうパックの同一宛先割引を使わない! とフンガイする有様である。しかし,斯様な奇行? はなけなしのお金で学会会費を支払ってくれる若き看護師にたいし,1円たりとも無駄にしない! という崇高な思索であり,案外筆者は庶民思いの政治家になるのかもしれぬ。
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