Japanese
English
症例
ダーモスコピー所見が診断に有用であったQueyrat紅色肥厚症の早期診断例
Clinical usefulness of dermoscopy for the diagnosis of the early stage of erythroplasia of Queyrat
井田 梓
1
,
金 滋仁
1
,
石川 治
1
Azusa IDA
1
,
Jain KIM
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
1医療法人石井会 石井病院,皮膚科,伊勢崎市
キーワード:
Queyrat紅色肥厚症
,
外陰部Bowen病
,
ダーモスコピー
Keyword:
Queyrat紅色肥厚症
,
外陰部Bowen病
,
ダーモスコピー
pp.1703-1705
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004869
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68歳,男性。初診1年前から陰茎に紅斑があり,他院で亀頭包皮炎として外用療法を受けていたが,難治であるため受診した。ダーモスコピー像では毛細血管形態の異常がみられ,Queyrat紅色肥厚症を疑い生検した。病理所見からQueyrat紅色肥厚症と確定診断し,ダーモスコピー所見を参考にして切除範囲を決定し切除した。その後6カ月間再発はない。本症の毛細血管異常として,糸球体様血管の集簇や散在,点状血管,不規則な形の血管,ピンク色の無構造領域などが特徴的とされている。ダーモスコピー所見が本症の早期発見および切除範囲決定に有用と考えた。
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