Japanese
English
症例
イミキモド外用療法が著効したQueyrat紅色肥厚症の1例
Erythroplasia of Queyrat Successfully Treated with Topical Imiquimod
秋田 亜紗美
1
,
佐川 展子
1
,
長島 真由美
1
,
岡田 里佳
1
,
井上 雄介
1
,
蒲原 毅
1
,
大谷 方子
2
Asami AKITA
1
,
Nobuko SAGAWA
1
,
Mayumi NAGASHIMA
1
,
Rika OKADA
1
,
Yusuke INOUE
1
,
Takeshi KAMBARA
1
,
Masako OTANI
2
1横浜市立大学附属市民総合医療センター,皮膚科(主任:蒲原 毅部長)
2同,病理診断科
キーワード:
Queyrat紅色肥厚症
,
ヒト乳頭腫ウイルス
,
イミキモド
Keyword:
Queyrat紅色肥厚症
,
ヒト乳頭腫ウイルス
,
イミキモド
pp.113-116
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000532
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79歳,男性。1カ月前より陰茎亀頭部尿道口周囲に紅色局面を認め,皮膚生検でQueyrat紅色肥厚症と診断された。電気焼灼術によって病変が消失したが,術後17カ月で同部位に紅色局面が出現した。再度,皮膚生検を施行し再発が確認できた。イミキモドクリーム外用で紅色局面は消失し略治した。外用療法中に亀頭部から包皮内面の粘膜に強い発赤,びらんが生じ,その後包皮の瘢痕拘縮が生じたため包皮切除術が施行された。病変部組織よりヒト乳頭腫ウイルス58型が検出され,本症の発生とヒト乳頭腫ウイルス感染との関連性が示された。
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