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特集 壊疽性膿皮症の最新知見と実践的アプローチ
(総説)
5.壊疽性膿皮症の治療
Treatment
葉山 惟大
1
Koremasa HAYAMA
1
1日本大学医学部,皮膚科学系皮膚科学分野
キーワード:
壊疽性膿皮症
,
免疫抑制薬
,
好中球
,
TNF-α
,
アダリムマブ
Keyword:
壊疽性膿皮症
,
免疫抑制薬
,
好中球
,
TNF-α
,
アダリムマブ
pp.1591-1595
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004841
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・壊疽性膿皮症は難治性で進行性の潰瘍を形成する疾患であり,炎症を抑えるために主にステロイドや免疫抑制薬が使用される。
・軽症には局所療法が有効で,ステロイド外用やタクロリムス軟膏が比較的効果を示す。
・中等症以上で既存の治療が無効な場合には,アダリムマブが治療の選択肢として検討される。
・外科的治療は基本的に推奨されないが炎症が十分にコントロールされた場合には植皮が検討されることもある。
・抗IL-36抗体など,アダリムマブ以外の生物学的製剤の開発が進んでおり,今後の治療選択肢の拡大が期待される。
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