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特集 壊疽性膿皮症の最新知見と実践的アプローチ
(総説)
4.壊疽性膿皮症の病態
Pathophysiology
山本 俊幸
1
Toshiyuki YAMAMOTO
1
1福島県立医科大学,皮膚科
キーワード:
無菌性膿瘍
,
パテルギー
,
pathergy
,
好中球性皮膚症
,
自己炎症症候群
Keyword:
無菌性膿瘍
,
パテルギー
,
pathergy
,
好中球性皮膚症
,
自己炎症症候群
pp.1584-1590
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004840
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・壊疽性膿皮症は,活性化好中球が主役をなす好中球性皮膚症の代表的な疾患である。
・眼症状,関節症状,内臓(肺,肝臓,腎臓,脾臓)の無菌性膿瘍などの皮膚外症状を合併することもある。
・些細な外的刺激,外傷によって誘発されることをパテルギーといい,20~30%程度にみられる。
・基礎疾患には,関節リウマチ,炎症性腸疾患,造血系悪性腫瘍,高安動脈炎などがあるが,本邦では潰瘍性大腸炎がもっとも多い。
・自己炎症性疾患としての側面もある。
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