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増刊号特集 最近のトピックス2024 Clinical Dermatology 2024
5.皮膚科医のための臨床トピックス
壊疽性膿皮症診療の手引き
Clinical guidance of pyoderma gangrenosum 2022
山本 俊幸
1
Toshiyuki YAMAMOTO
1
1福島県立医科大学皮膚科
1Department of Dermatology, Fukushima Medical University, Fukushima, Japan
キーワード:
好中球性皮膚症
,
パテルギー
,
炎症性腸疾患
,
自己炎症性疾患
Keyword:
好中球性皮膚症
,
パテルギー
,
炎症性腸疾患
,
自己炎症性疾患
pp.176-178
発行日 2024年4月10日
Published Date 2024/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412207305
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summary
壊疽性膿皮症は潰瘍型が最も多いが,診断は必ずしも容易ではない.その理由は,本症が比較的稀な疾患であるため遭遇する機会が多くないことに加え,時間が経つと特徴的な潰瘍周辺の浮腫が消失してしまうこと,病理組織所見も特異的ではないこと,バイオマーカーがないこと,診断基準はあまり役に立たないこと,などが挙げられる.診断は臨床像からまず本症を疑うことから始まるので,典型的な症例を見慣れておくことや,特殊なタイプがあることを知っておく必要がある.壊疽性膿皮症は他科との関連を要する疾患であることに加え,自己炎症性疾患としての側面,新規治療薬の登場,などにより注目を浴びている.本稿では手引きに記載してあるクリニカルクエスチョンを中心に概説した.
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