巻頭言
皮膚科勤務医の明るい未来を信じて
稲積 豊子
1
Toyoko INAZUMI
1
1国家公務員共済組合連合会 立川病院皮膚科,部長
pp.311-312
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003136
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平成元年に皮膚科へ入局し,大学の関連病院である現在の勤務先には勤続25年になる。当地域は東京の西域,多摩地区の交通の要所であり,市街地から山間部まで広域な医療圏を有する。立川駅周辺だけで10軒以上ある皮膚科や他科クリニックの紹介に加え,地域の病院皮膚科からも手術,入院適応の患者受け入れ要請が多い。赴任当時,入院は蜂窩織炎や帯状疱疹が大半だったが,近年壊死性筋膜炎などの重症感染症が目立って増えている。緊急手術,ショックなどの治療,広範囲の再建術など大変労力を要する疾患だが皮膚科で入院管理を行っている。
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