Japanese
English
症例
反回神経麻痺を伴った頸部帯状疱疹の1例
Cervical Herpes Zoster with Recurrent Nerve Palsy
大塚 美奈
1
,
竹尾 友宏
1
,
大嶋 雄一郎
1
,
渡辺 大輔
1
,
高間 弘道
2
,
犬飼 大輔
3
,
片平 信行
3
,
車 哲成
3
Mina OTSUKA
1
,
Tomohiro TAKEO
1
,
Yuichiro OSHIMA
1
,
Daisuke WATANABE
1
,
Hiromichi TAKAMA
2
,
Daisuke INUKAI
3
,
Nobuyuki KATAHIRA
3
,
Tessei KURUMA
3
1愛知医科大学病院,皮膚科(主任:渡辺大輔部長)
2タカマ皮膚科,春日井市
3愛知医科大学病院,耳鼻咽喉科
キーワード:
帯状疱疹
,
反回神経麻痺
,
Ramsay Hunt症候群
Keyword:
帯状疱疹
,
反回神経麻痺
,
Ramsay Hunt症候群
pp.1955-1958
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002315
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52歳,男性。初診1週間程前より左頸部痛,4日程前より左頸部に紅暈を伴う小水疱が出現した。前日より嗄声,嚥下困難感を自覚し,当院を紹介受診した。耳鼻科学的検査にて左頸部帯状疱疹に伴った反回神経麻痺として入院加療となった。アシクロビル,ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウムの点滴治療にて皮疹は改善し,約2週間で退院,約半年後に反回神経麻痺は改善した。自験例のように頸部帯状疱疹に反回神経麻痺を伴った症例は極めてまれであり,頸部の複雑な神経走行が発症に関わった可能性がある。
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