特集 付属器疾患 その疑問にお答えします! — ニキビから巻き爪まで Q&A50 —
第Ⅱ章 脂腺
Q28 酒皶の診断と発症機序について教えてください。
山﨑 研志
1
Kenshi YAMASAKI
1
1東北大学大学院医学系研究科神経・感覚器病態学,皮膚科学
キーワード:
酒皶
,
鼻瘤
,
血管拡張
,
毛包虫
,
自然免疫
Keyword:
酒皶
,
鼻瘤
,
血管拡張
,
毛包虫
,
自然免疫
pp.837-842
発行日 2020年5月30日
Published Date 2020/5/30
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001994
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酒皶は「周期的に悪化する特徴的なパターンの顔面中央部の紅斑」と「瘤腫・鼻瘤」が特徴です。酒皶以外にも顔面中央部に紅斑をきたす疾患は複数ありますので,鑑別疾患・合併疾患の検索も酒皶の診断には重要です。その発症機序は,遺伝的背景や環境因子に伴った自然免疫系反応や血管・神経系反応などが関与していると考えられていますが,一義的な原因は不明もしくは存在しないのかもしれません。
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