特集 付属器疾患 その疑問にお答えします! — ニキビから巻き爪まで Q&A50 —
第Ⅱ章 脂腺
Q27 痤瘡瘢痕の治療法にはどのようなものがありますか。
木村 有太子
1
Utako KIMURA
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院,皮膚科学教室
キーワード:
痤瘡瘢痕
,
陥凹性瘢痕
,
萎縮性瘢痕
,
隆起性瘢痕
,
炎症後色素沈着
Keyword:
痤瘡瘢痕
,
陥凹性瘢痕
,
萎縮性瘢痕
,
隆起性瘢痕
,
炎症後色素沈着
pp.830-836
発行日 2020年5月30日
Published Date 2020/5/30
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001993
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陥凹性瘢痕にはケミカルピーリング,フラクショナルレーザー療法やフィラー注入,隆起性瘢痕にはステロイドの局所注射が主に行われています。また,炎症後色素沈着にはケミカルピーリング,ハイドロキノンやトレチノイン外用など,炎症後紅斑に対してはパルスダイレーザーやロングパルスNd:YAGレーザーなど,血管治療に用いられるレーザー治療が行われています。実際には患者の症状に合わせて,スキンケアやケミカルピーリング,レーザー治療の併用治療を行っています。
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