Japanese
English
症例
胃瘻チューブ抜去4年後に胃皮膚瘻が顕在化した1例
Gastrocutaneous Fistula Found 4 Years after the Removal of PEG Tube
岡本 修
1
,
田崎 貴子
2
,
小坂 聡太郎
3
,
岡嶋 智也
4
,
宗元 碩哲
5
,
進来 塁
5
,
福地 聡士
6
,
甲斐 宜貴
7
,
今里 真
8
,
橋本 裕之
5
Osamu OKAMOTO
1
,
Takako TASAKI
2
,
Sotaro OZAKA
3
,
Tomoya OKAJIMA
4
,
Sekinori MUNEMOTO
5
,
Rui SUZUKI
5
,
Satoshi FUKUCHI
6
,
Yoshitaka KAI
7
,
Shin IMAZATO
8
,
Hiroyuki HASHIMOTO
5
1大分市医師会立アルメイダ病院,皮膚科
2医療法人恵愛会中村病院,消化器内科
3大分大学医学部,消化器内科
4宇佐高田医師会病院,消化器内科
5大分市医師会立アルメイダ病院,形成外科
6同,消化器内科
7独立行政法人国立病院機構別府医療センター,皮膚科
8大分県厚生連しおはま診療所
キーワード:
胃瘻チューブ抜去
,
胃皮膚瘻
Keyword:
胃瘻チューブ抜去
,
胃皮膚瘻
pp.244-248
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001813
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91歳,男性。8年前に脳出血にて入院した際に胃瘻が造設され,7年前に胃瘻チューブが抜去された。3年前に胃瘻チューブ抜去部より滲出液,排膿があり,数日前に再度出血,滲出液が出現し潰瘍を形成した。同部は陥凹して発赤と潰瘍があり,胃液臭のある滲出液が付着していた。CTでは胃壁が伸長して腹壁と癒着しており,内視鏡で胃体部前壁に深く陥入した病変が確認された。胃瘻チューブ抜去部に胃皮膚瘻が形成することはまれだが,抜去部の皮疹に遭遇したときには胃皮膚瘻の精査が必要と考えられた。
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