Japanese
English
特集 4疾患からみる膠原病のいま
総説
1.膠原病へのアプローチ
-② 皮膚筋炎
1. Approach
② Dermatomyositis
長谷川 稔
1
Minoru HASEGAWA
1
1福井大学医学部感覚運動医学講座,皮膚科学
キーワード:
ヘリオトロープ疹
,
Gottron徴候
,
筋炎
,
自己抗体
,
間質性肺炎
,
悪性腫瘍
Keyword:
ヘリオトロープ疹
,
Gottron徴候
,
筋炎
,
自己抗体
,
間質性肺炎
,
悪性腫瘍
pp.1745-1751
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001658
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・診断基準を参考にして,皮膚症状,筋症状,自己抗体それぞれの所見から総合的に診断する。
・顔面や手に診断の鍵となる皮疹がみられるので,診断基準にない皮膚病変も注意深く観察する必要がある。
・皮膚筋炎を疑った場合は,間質性肺炎の有無をCTで迅速に確認し,全身の悪性腫瘍の精査を行う。
・血清中のクレアチニンキナーゼ(CK)の値や筋力低下が筋炎の病勢の指標となる。
・治療はステロイドの内服が主体となるが,免疫抑制薬や免疫グロブリン大量静注療法を併用することが多い。
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