憧鉄雑感
第89回 理想的外用療法指導術
安部 正敏
1
Masatoshi ABE
1
1医療法人社団廣仁会札幌皮膚科クリニック,褥瘡・創傷治癒研究所
pp.1455-1455
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001557
- 有料閲覧
- 文献概要
外用療法指導の手段としてフィンガーチップユニットの概念があるのは周知の通りである。その是非に関しても様々な議論がなされているが,中でも尤もな事実が我が国の外用薬は概ね小型であり,この概念が原著とは相違することである。当然,外用薬先端の口径は様々不揃いであり,これを踏まえてこの概念を否定的にみるか,あるいは患者理解を優先して肯定的に考えるかはそれぞれに分があるように思え一様にはいかない。筆者は後者に属するが,それでも保湿薬の場合には少々増量して塗布するように指導している。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.