Japanese
English
症例
IgG4陽性の形質細胞が浸潤したAngiolymphoid Hyperplasia with Eosinophilia
Angiolymphoid Hyperplasia with Eosinophilia Accompanied by IgG4-positive Plasma Cell Infiltration
村山 直也
1,2
,
池原 進
2
,
岩崎 啓介
3
,
木村 裕美
4
,
石川 博士
2
,
三根 義和
2,5
Naoya MURAYAMA
1,2
,
Susumu IKEHARA
2
,
Keisuke IWASAKI
3
,
Hiromi KIMURA
4
,
Hiroshi ISHIKAWA
2
,
Yoshikazu MINE
2,5
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科,皮膚病態学(主任:室田浩之教授)
2佐世保市総合医療センター,皮膚科
3同,病理診断科
4伊万里松浦病院,皮膚科
5国立病院機構長崎医療センター,皮膚科
キーワード:
好酸球性血管リンパ球増殖症
,
IgG4関連疾患
,
IgG4関連皮膚疾患
,
木村病
Keyword:
好酸球性血管リンパ球増殖症
,
IgG4関連疾患
,
IgG4関連皮膚疾患
,
木村病
pp.1421-1424
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000931
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76歳,男性。6年前に後頸部に結節が出現した。近医で部分生検されangiolymphoid hyperplasia with eosinophilia(ALHE)と診断された。ステロイド外用剤や局注で治療したが効果に乏しく,当科を紹介受診した。全摘した病理標本ではALHEの像を呈しており,IgG4陽性形質細胞の浸潤と線維化を伴っていた。形質細胞のIgG4/IgG比は50%であり,血清IgG4値は148mg/dlと上昇していたため,IgG4関連疾患包括診断基準の確定診断群に該当した。全身検索では他の臓器疾患を認めず,非特異的にIgG4陽性形質細胞が浸潤したALHEと考えた。
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