巻頭言
皮膚科のバトンをつなげる
樋口 哲也
1
Tetsuya HIGUCHI
1
1東邦大学医療センター佐倉病院皮膚科教授
pp.1173-1174
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000856
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まだ記憶に新しい平昌オリンピック・スピードスケート女子団体追い抜き(金メダル)の一糸乱れない隊列は,個人種目だけではない日本のチーム力を感じました。また,2年前のリオデジャネイロオリンピックでの男子400mリレー(銀メダル)では,完璧なバトンワークに感動しました。大舞台に向けての並々ならぬ努力の結晶であることは間違いありませんが,日本人というのはうまく調和することで,個人の力を凌駕するチーム力を出せる民族なのではないかと思ってしまいます。個人の皮膚科医の力をうまくまとめればよいチームになる,そう信じて現在の職位を全うしようと思っています。よい皮膚科チームの一員になるための,若い皮膚科の先生へのメッセージになるようにまとめてみたいと思います。
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