特集 ロービジョン診療のすすめ
4 ロービジョンケアとしての日常生活に関するアドバイス
星川 じゅん
1
1かがわ総合リハビリテーション病院眼科(香川県)
キーワード:
ロービジョンケア
,
ICF
,
視覚障害
,
生活訓練
Keyword:
ロービジョンケア
,
ICF
,
視覚障害
,
生活訓練
pp.781-788
発行日 2026年9月5日
Published Date 2026/9/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000004785
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ロービジョンケアは,単に補助具を処方するだけではなく,日常生活や社会参加を支える包括的支援である。その評価と介入の枠組みとして,近年重要性が高まっているのがICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)である。ICFは,2001年にWHOが採択した,個人の健康状態と生活機能を包括的に捉える国際分類であり,人間の「生きることの全体像」を理解するための世界の共通言語とされている1)。ICFモデルでは,視覚障害を「見えにくさ」という心身機能の問題にとどめず,個人の活動や参加,さらに環境因子との相互作用として捉える点で,ロービジョンケアと親和性が高い。本稿では,ICFモデルを使った「視覚障害を持つ患者の全体像を捉えた包括的な支援」の視点を紹介し,眼科でのロービジョンケアとして,日々の診療のなかで,どのように患者と向き合えるかを考えたい。

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