特集 緑内障と全身因子:最新情報
3 糖尿病
楠原 仙太郎
1
1神戸大学大学院医学研究科 外科系講座眼科学分野
キーワード:
緑内障
,
糖尿病
,
疫学
,
リスク因子
,
神経障害
Keyword:
緑内障
,
糖尿病
,
疫学
,
リスク因子
,
神経障害
pp.115-120
発行日 2026年2月5日
Published Date 2026/2/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000004544
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糖尿病と緑内障はいずれも有病率が高く,不可逆的な視機能障害の主要な原因となる慢性疾患である。近年の疫学研究および基礎研究の進展により,糖尿病そのものが眼圧調節異常,視神経脆弱性,慢性炎症などを介して,緑内障の発症および進行リスクを修飾する可能性が示唆されている。さらに,SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬といった新規抗糖尿病薬に関する大規模データ解析からは,代謝治療が緑内障リスクや視神経変性に影響を及ぼし得る可能性も報告されている。本総説では,糖尿病と緑内障の疫学的関連および共通する病態基盤を整理するとともに,抗糖尿病薬と緑内障リスクに関する最新エビデンスを概説し,今後の臨床的・研究的課題について論じる。

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