症例報告
先天白内障を主訴として学童期に受診しAxenfeld-Rieger異常の診断に至った1例
白井 久美
1,2
,
安田 慎吾
2
,
雑賀 司珠也
2
,
下村 嘉一
3
1橋本市民病院眼科(和歌山県)
2和歌山県立医科大学眼科学教室
3府中アイセンター(大阪府)
キーワード:
Axenfeld-Rieger異常
,
白内障
,
虹彩異常
,
Axenfeld-Rieger anomaly
,
cataract
,
iris abnormalities
Keyword:
Axenfeld-Rieger異常
,
白内障
,
虹彩異常
,
Axenfeld-Rieger anomaly
,
cataract
,
iris abnormalities
pp.399-403
発行日 2024年4月5日
Published Date 2024/4/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003592
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片眼性先天白内障を主訴として学童期に受診し両眼性Axenfeld-Rieger(AR)異常の診断に至った1例を報告する。細隙灯顕微鏡で左眼の水晶体の前嚢下中央に小さい円形混濁がみられた。矯正視力は良好であった。軽度の外斜視,上下斜視,不同視がみられた。両眼の軽微な虹彩異常が疑われたため前眼部形成異常の可能性を考え,隅角鏡検査を施行し,AR異常に特徴的な虹彩索状物,虹彩高位付着を認めた。片眼性先天白内障を合併した両眼性のAR異常と診断した。
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