知っておきたい検査機器
自動デンシトメーター
実吉 繁幸
1
1(株)常光・東京技術研究所
pp.520-523
発行日 1979年6月1日
Published Date 1979/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543201866
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セルロースアセテート電気泳動法の普及と,電気泳動学会による標準操作法が確立されるに至って,血清蛋白分画,アイソザイム測定用のデンシトメーターも広く検査室に収り入れられるようになった.
近年デンシトメーターは,エレクトロニクス技術の進歩に伴い新しい技術を取り入れ,性能を一段とアップした自動デンシトメーターが市場に出回るようになってきている,その背景には,最近のマイクロコンピューター技術を利用し装置の集約化と信頼性を大幅に向上させるとともに,検査室の省力化が図れることによる要因が大であると考える.ここで紹介する自動デンシトメーター,デンシトロンーマイコン20(常光製)は,だれにでも使えるように対話形式の操作と,自己診断機能を組み込んだ最新型の装置である.
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