綜説
ぶどう膜炎の疫学 本邦における最近の動向
長谷川 英一
1
1九州大学大学院医学研究院眼科学
キーワード:
ぶどう膜炎
,
疫学
Keyword:
ぶどう膜炎
,
疫学
pp.1183-1186
発行日 2022年12月5日
Published Date 2022/12/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002898
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眼炎症をきたすぶどう膜炎は,原因疾患により治療方針が異なるため正確な診断が重要であるが,その原因疾患は多彩であるため疾患頻度を把握しておくことは診断上非常に有益である。ぶどう膜炎の疫学調査は世界各国,各地域ごとに行われているが,その結果を比較すると人種間や地域間で疾患構成が異なっており大変興味深い。さらに同じ地域でも疾患概念や診断基準の変化,検査技術の向上等により時代ごとに疾患割合も変化することから,定期的に疫学調査を行う意義は大きい。本稿では最新の疫学調査の結果から,本邦におけるぶどう膜炎の最近の動向について述べる。
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