Japanese
English
特集 真菌症2021
統計
皮膚真菌症の動向~本邦の疫学調査から~
Trends in dermatomycoses : Based on epidemiological surveys in Japan
下山 陽也
1
Harunari Shimoyama
1
1帝京大学医学部附属溝口病院皮膚科
1Department of Dermatology, Teikyo University Mizonokuchi Hospital
キーワード:
皮膚糸状菌症
,
カンジダ症
,
マラセチア感染症
,
疫学
Keyword:
皮膚糸状菌症
,
カンジダ症
,
マラセチア感染症
,
疫学
pp.678-683
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002565
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
●皮膚真菌症の大部分が皮膚糸状菌症であり,次いで皮膚カンジダ症,マラセチア感染症,深在性真菌症の順である.皮膚糸状菌症の主要な病型は足白癬と爪白癬であり,高齢患者の割合が増加している.
●皮膚糸状菌症の起因菌の大部分がTrichophyton(T.)rubrumであり,次いでT.interdigitaleである.体部白癬や頭部白癬においては起因菌の種類は多彩であり,分離培養し起因菌を同定することが重要である.
●皮膚真菌症は外来診療において遭遇することの多い疾患であり,疫学的な傾向を知ることは重要である.
(「ポイント」より)
Copyright © 2021, KYOWA KIKAKU Ltd. All rights reserved.