特集 ぶどう膜網膜炎のイメージング検査
5 広角蛍光眼底造影検査(FA・IA)
楠原 仙太郎
1
1神戸大学大学院医学研究科外科系講座眼科学分野
キーワード:
広角眼底造影検査
,
フルオレセイン蛍光眼底造影検査
,
インドシアニングリーン蛍光眼底造影検査
,
ぶどう膜網膜炎
Keyword:
広角眼底造影検査
,
フルオレセイン蛍光眼底造影検査
,
インドシアニングリーン蛍光眼底造影検査
,
ぶどう膜網膜炎
pp.539-546
発行日 2021年6月5日
Published Date 2021/6/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002156
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ぶどう膜網膜炎では眼底の広範囲に病変が出現する可能性があり,周辺部網膜のわずかな眼所見が診断の手がかりになったり治療方針に大きな影響を与えたりすることがしばしばある。フルオレセイン蛍光眼底造影検査・インドシアニングリーン蛍光眼底造影検査(FA・IA)は検眼鏡的には評価できない炎症の存在を描出できることから,ぶどう膜網膜炎の診療では必須のイメージング検査である。近年,1回の撮影で眼底の大部分をカバーできる画角を有する眼底撮影装置が相次いで登場した。いくつかの撮影装置は蛍光眼底造影検査に対応しており,これらを上手に活用することによって,より精密なぶどう膜網膜炎診療が可能になると考えられる。
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