特集 Imagingの進歩と神経眼科疾患
2 視神経疾患診療におけるOCTの役割
畑 匡侑
1
1University of Montreal
キーワード:
OCT(optical coherence tomography)
,
虚血性視神経症
,
視神経炎
,
うっ血乳頭
,
圧迫性視神経症
,
緑内障性視神経症
Keyword:
OCT(optical coherence tomography)
,
虚血性視神経症
,
視神経炎
,
うっ血乳頭
,
圧迫性視神経症
,
緑内障性視神経症
pp.741-748
発行日 2020年8月5日
Published Date 2020/8/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001763
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光干渉断層計(optical coherence tomography:OCT)は眼科学を革命的に変え,眼科診療において最も重要な検査機器のひとつとなっている。1990年代にtime-domain OCTが発表され,網膜の3次元的な構造を見ることができる機器として急速に普及した。その後,spectral-domain OCTやswept-source OCTといったいわゆるFourier-domain OCTが発表され,組織標本に匹敵するような高解像度画像を生体から獲得することが可能となりさらなる発展を遂げた。近年,より広い撮像範囲(広画角)・より高い深さ分解能で描出することができる高機能機種も登場し,またスキャンスピードが高速化したことでOCT angiographyなどの機器への発展にも至っている。
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