機器・薬剤紹介
48.オミデネパグ イソプロピル(エイベリスⓇ,参天)
坂田 礼
1
,
相原 一
1
1東京大学医学部附属病院眼科
pp.695-699
発行日 2020年7月5日
Published Date 2020/7/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001731
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原発開放隅角緑内障の点眼治療においては,プロスタグランジンFP受容体作動薬が第一選択薬として使用されることが多い1)。これは点眼回数が1日1回であるため点眼アドヒアランスが落ちにくいことや,緑内障点眼薬(単剤)のなかで最も眼圧下降効果が強いことが理由である。しかしその反面,眼周囲の局所的な副作用が問題となっている。すなわち,プロスタグランジン関連眼窩周囲症状(上眼瞼溝深化,眼瞼下垂など),虹彩・眼瞼色素沈着,睫毛伸長である。これは整容面を気にする患者では悩ましい問題である。
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