特集 緑内障診療─この時どうする? ─
序論
富田 剛司
1
1東邦大学医療センター大橋病院眼科
pp.307-307
発行日 2020年4月5日
Published Date 2020/4/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001611
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今月の特集は「緑内障診療─この時どうする?─」である。40歳以上の日本人の20人に1人は緑内障に罹患しているとの多治見スタディでの疫学調査結果からみても,眼科医の日常診療で最も多く遭遇する疾患のひとつではないかと思われる。言い換えれば,眼科医である以上,避けて通れない疾患でもある。したがって,多くの実地医家の先生方,研修施設の研修医の皆さん,あるいは,専門が異なるため緑内障患者をあまり多くは診察していない先生方にとって,こんな時どうすれば良いのかという場面が緑内障患者を前にして結構多いのではないかと推察する。そんな先生方のお悩みに対する解決策の指針(残念ながら解決法ではありません)をお示しするために今回の特集を企画した。
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