特集 調節機能:基礎から臨床まで
もっと調節機能への理解を―序論に代えて―
三村 治
1
1兵庫医科大学神経眼科治療学講座
pp.221-222
発行日 2019年3月5日
Published Date 2019/3/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001081
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OCT・OCTAなどの画像検査の画期的な進歩がみられる近年,屈折検査・調節検査というと何かしら古い検査で,視能訓練士が扱うものと考えておられる眼科医の先生方が多いのかもしれない。しかし,ヒトの視力は屈折検査なしでは測定できないし,幼小児の内斜視やVDT作業時の眼精疲労の診察にも調節機能の検査は必須である。さらに波面センサーや調節機能解析装置などの器械も格段の進歩を遂げている。本特集では,まず両眼開放下で眼位,眼球収差,瞳孔径を両眼同時に記録できる両眼波面センサーについて広田雅和氏(大阪大)から,既に市販され臨床応用も始まっている調節機能解析装置について梶田雅義氏(梶田眼科)から解説していただいた。
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