機器・薬剤紹介
30.超高解像度OCT(興和)
長谷川 泰司
1
,
飯田 知弘
1
1東京女子医科大学眼科学講座
pp.1377-1381
発行日 2018年10月5日
Published Date 2018/10/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000000900
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光干渉断層計(optical coherence tomograph:OCT)は1996年に初めて市販化された。発売当初のタイムドメインOCTは,網膜の層構造を鮮明に描出することは不可能であったが,その後,スペクトラルドメインOCTやスウェプトソースOCTが登場し,現在では組織切片を見るかのような鮮明な画像を短時間で取得可能となっている1)~3)。OCTを用いることで,非侵襲的に客観的な画像で自然経過や治療後の経時的変化を評価することが可能となり,その有用性からOCTは眼科医にとって不可欠な診療ツールとなっている。OCT Bi-μⓇ(興和,図1)は2017年に発売された超高解像度OCTであり,深さ分解能が2μmと市販眼科用OCTで世界一の分解能を持っている(2018年7月時点)。以下にOCT Bi-μの特徴,使用方法,代表症例画像を提示する。
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