機器・薬剤紹介
27.ヒュミラ
蕪城 俊克
1
1東京大学医学部附属病院眼科
pp.713-715
発行日 2018年7月5日
Published Date 2018/7/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000000719
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
近年,関節リウマチなどの膠原病疾患においてさまざまな生物学的製剤が保険適用となり,従来の免疫抑制剤よりも高い治療効果が得られている。ぶどう膜炎疾患に関しても現在までに2種類の生物学的製剤が保険適用となっている。いずれも炎症性サイトカインtumor necrosis factor-α(TNF-α)に対するモノクローナル抗体製剤であり,TNF阻害薬とも呼ばれる。ひとつはインフリキシマブ(レミケードⓇ,以下レミケード)でぶどう膜炎に対して2007年に保険適用となった。もうひとつはアダリムマブ(ヒュミラⓇ,以下ヒュミラ)で効果不十分な難治性内因性ぶどう膜炎に対して2016年9月に保険適用となっている。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.