綜説
Heads-up surgery
白木 幸彦
1
,
瓶井 資弘
1
1愛知医科大学眼科学教室
キーワード:
heads-up surgery
,
three-dimensional image
,
digital image processing
Keyword:
heads-up surgery
,
three-dimensional image
,
digital image processing
pp.613-620
発行日 2018年6月5日
Published Date 2018/6/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000000688
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Heads-up surgery(以下HUS)とは接眼レンズを覗く代わりに,モニタに表示された術野を見ながら行う手術である1)(図1)。顕微鏡は長年にわたり眼科手術の発展を支えてきたが,今後光学的にさらに進化をしたとしても,眼内をあるがままに観察する域を超えることは難しい。一方HUSでは一度術野の情報をデジタルデータに変換するため,近年のVR(Virtual Reality:仮想現実)やAR(Augmented Reality:拡張現実),AI(Artificial Intelligence:人工知能)などのデジタル技術の進歩の恩恵を受けることができ,将来的には顕微鏡による観察の限界を超える映像を作り出せる可能性がある。
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