特集 眼底視野計の進歩
5 改造検眼鏡との比較
吉田 雅子
1
1吉田眼科医院(京都市)
キーワード:
固視検査機器
,
ロービジョン
,
感度分布
,
偏心視訓練
,
保有視覚の可視化
Keyword:
固視検査機器
,
ロービジョン
,
感度分布
,
偏心視訓練
,
保有視覚の可視化
pp.597-603
発行日 2018年6月5日
Published Date 2018/6/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000000686
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日々の診療で見えにくさを訴える患者を診る機会は多いが,なぜ見えにくいのか,不自由なのか,その理由を語る患者は少ない。高次脳機能の働きにより自覚困難な自身の視機能を理解するためには,1点を固視した視対象について「見え方」を意識した観察が重要で,その時の固視状態を知る必要もある。改造検眼鏡は,眼底所見と対応させた見え方を体験できる固視検査機器として開発された。改造検眼鏡を正確な視機能把握と視覚活用指導に不可欠な検査機器として使用してきた経験をもとに,その機能と特徴,および眼底視野計と改造検眼鏡それぞれの特徴を活かした使い分け方について述べる。
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