綜説
日本のドライアイの定義と診断基準の変遷
堀 裕一
1
1東邦大学医療センター大森病院眼科
キーワード:
ドライアイ
,
定義と診断基準
,
自覚症状
,
BUT
,
TFOT
,
BUT短縮型ドライアイ
Keyword:
ドライアイ
,
定義と診断基準
,
自覚症状
,
BUT
,
TFOT
,
BUT短縮型ドライアイ
pp.1359-1363
発行日 2017年10月5日
Published Date 2017/10/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000000188
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先ごろ日本のドライアイの定義と診断基準が改定になった〔日本のドライアイの定義と診断基準の改定(2016 年版),http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/dryeye.jsp〕( 表1)1)。わが国におけるドライアイの定義と診断基準は,1995 年に最初に発表され2),その後2006 年に改定がなされ3),今回で2 回目の改定となる。1995年,2006 年,そして2016 年と,ちょうど10 年ごとに改定がされていることがわかる。本稿では,わが国におけるドライアイの定義と診断基準がどのように変わってきたか,その背景を含めて年代を追って解説したいと思う。
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