増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル
Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例
4.角膜疾患
細菌性角膜炎
庄司 純
1
1日本大学医学部視覚科学系眼科学分野
pp.174-179
発行日 2016年10月30日
Published Date 2016/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212039
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POINT
■原因菌により特徴的な細隙灯顕微鏡所見が出現することがあるため,初診時の他覚所見は詳細に記録することが重要である。
■細菌学的診断法により原因菌を確定診断する。
■薬剤感受性試験により感受性のある抗菌薬と薬剤耐性の有無について確認する。
■抗菌薬の投与ルートとして,点眼薬,眼軟膏,結膜下注射,点滴静注などがあり,重症例ほど投与ルートを増やして対応する。
■薬剤の投与と同時にPA・ヨードによる消毒を併用することがある。
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