診療
有痛性骨転移に対する放射線治療後の一時的疼痛再燃(pain flare)の検討
田中 修
1
,
小口 正彦
,
室伏 景子
,
利安 隆史
,
飯田 高嘉
1岐阜市民病院 放射線治療部
キーワード:
骨腫瘍
,
腺癌
,
乳房腫瘍
,
治療用放射線量
,
放射線療法
,
前向き研究
,
線量分割法
,
癌性疼痛
,
症状急性再燃
Keyword:
Symptom Flare Up
,
Adenocarcinoma
,
Cancer Pain
,
Bone Neoplasms
,
Breast Neoplasms
,
Radiotherapy Dosage
,
Prospective Studies
,
Radiotherapy
,
Dose Fractionation
pp.929-932
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2016371956
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有痛性骨転移に対する放射線治療後の一時的疼痛再燃(pain flare)について検討した。転移性骨腫瘍に対し外照射を施行した34例(男性7名、女性27名、27~74歳)を対象とした。患者の状態に応じて8Gy単回照射もしくは20~30Gy分割照射を施行した。8例(24%)にpain flareを認めた。Pain flareが出現する時点は照射開始2日後が多かった。8Gy単回照射では5例中2例(40%)、20Gy/5fxでは11例中4例(36%)が認めた。それに対して30Gy/10fxでは、18例中2例(11%)と少なかった。照射部位はpain flareと関係を認めなかった。
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