特集 角化症・炎症性角化症
家族内発症を伴う固定性扁豆状角化症の1例
新井 悠江
1
,
秋山 美知子
,
市山 進
,
船坂 陽子
,
佐伯 秀久
1日本医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
角化症
,
血統
,
経皮投与
,
皮膚疾患-下肢
,
足部疾患
,
Maxacalcitol
,
扁豆
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Foot Diseases
,
Keratosis
,
Leg Dermatoses
,
Pedigree
,
Maxacalcitol
pp.431-434
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017233466
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81歳男性。当院にて慢性色素性紫斑に対する治療中に、20歳頃より自覚していた足背の皮疹についても診察を希望された。受診時、足背に5~7mm大の茶褐色の鱗屑を付着する丘疹が散在してみられ、病理組織学的所見より固定性扁豆状角化症と診断された。診断後はマキサカルシトール軟膏の外用を開始し、3ヵ月後に皮疹は軽快した。本症例は息子にも同症を認め、家族内発症であることが判明した。
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