症例
リウマトイド血管炎の1例
大原 香子
1
,
高窪 祐弥
1大原医院
キーワード:
Prednisolone
,
関節リウマチ
,
多剤併用療法
,
経皮投与
,
皮膚疾患-下肢
,
Nadifloxacin
,
リウマトイド血管炎
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Drug Therapy, Combination
,
Leg Dermatoses
,
Prednisolone
,
Rheumatoid Vasculitis
,
Nadifloxacin
pp.213-217
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017215728
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67歳女性。27年前に関節リウマチを発症、4年前からは近医の整形外科にてセレコキシブ、ブシラミンの内服加療中であった。今回、左下腿に痒みを覚え、掻いた後より血疱が出現し、疼痛を伴うようになったため受診となった。初診時、左下腿外側に4.0×3.5cm大の血疱を認め、ナジフロキサシン軟膏の外用にて経過観察したところ、激痛を伴う潰瘍を形成した、皮膚生検を行なったところ、病理組織学的に悪性関節リウマチに伴うリウマイド血管炎と診断された。プレドニゾロン(PSL)の内服を開始したところ潰瘍は軽快したが、血糖値の上昇を認めているため、今後はPSLの減量とメトトレキサートの併用、もしくは生物学的製剤の導入を検討中である。
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