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Nonepisodic Angioedema Associated with Eosinophiliaの1例
馬場 直子
1
,
東 裕子
,
金蔵 拓郎
1鹿児島大学 皮膚科学講座
キーワード:
血管性浮腫
,
好酸球増加症
,
経口投与
,
皮膚疾患-下肢
,
皮膚疾患-手部
,
Olopatadine
Keyword:
Administration, Oral
,
Olopatadine Hydrochloride
,
Angioedema
,
Eosinophilia
,
Hand Dermatoses
,
Leg Dermatoses
pp.304-305
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016168081
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46歳女。3週間前から両手、両足、両下腿にそう痒を伴う浮腫が出現し、近医にて著明な好酸球増加を指摘され、精査加療目的に当科紹介となった。臨床検査で血中IgMは正常で、LDHの上昇を認めた。病理組織学的に真皮~皮下組織にかけて浮腫と血管周囲のリンパ球浸潤を認め、真皮深層と脂肪織結合間には著明な好酸球浸潤を認めた。オロパタジン塩酸塩の内服を開始したところ、内服1ヵ月で浮腫は軽快し、好酸球数も正常範囲となり、内服中止後も再発は認めなかった。以上の臨床経過と組織学的所見から、本症例はnonepisodic angioedema associated with eosinophiliaと考えられた。
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