Japanese
English
症例報告
Episodic angioedema associated with eosinophiliaの1例
A case of episodic angioedema associated with eosinophilia
木村 佳史
1
,
斎藤 京
1
,
木花 いづみ
1
,
濱松 永昌
2
Yoshifumi KIMURA
1
,
Hitoshi SAITO
1
,
Izumi KONOHANA
1
,
Nagamasa HAMAMATSU
2
1平塚市民病院皮膚科
2平塚市民病院内科
1Division of Dermatology, Hiratsuka City hospital
2Division of Internal Medicine, Hiratsuka City Hospital
キーワード:
episodic angioedema associated with eosinophilia
,
インターロイキン5
Keyword:
episodic angioedema associated with eosinophilia
,
インターロイキン5
pp.117-119
発行日 1999年2月1日
Published Date 1999/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902773
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症例は24歳,女性.特に誘因なく初診約1か月前より両下腿に瘙痒を伴う蕁麻疹様紅斑が出没.その後両足背から下腿,手背から前腕にかけて指圧痕を残さない著明な浮腫と,肘・膝関節痛が出現した.体重3kgの増加を伴っていたが全身状態は良好であった.末梢血好酸球は最高82%(白血球数24,800/μl)と著明に増加し,血清LDHおよび血清IgMの若干上昇,抗核抗体陽性を認めた.組織学的に真皮の浮腫,真皮・脂肪織に好酸球の浸潤,また紅斑部には肥満細胞の増加と脱顆粒像を認めた.他臓器に異常を認めず本症と診断し,プレドニゾロン20mg/日内服にて著明な改善を認め,中止後も再発は認めていない.自験例においてケミカルメディエーターの測定を行い,本症の発症機序について若干の文献的考察を行った.
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