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足背に生じ、疼痛と発汗過多を伴ったEccrine Angiomatous Hamartomaの1例
日浦 梓
1
,
大原 國章
,
林 伸和
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院 皮膚科
キーワード:
過誤腫
,
多汗症
,
皮膚移植
,
皮膚疾患-足部
,
圧痛
Keyword:
Foot Dermatoses
,
Hyperhidrosis
,
Hamartoma
,
Skin Transplantation
pp.152-153
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016149809
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29歳女。2歳時より右足背の結節を認め、1ヵ月前より自発痛を伴うようになったため当科を受診した。初診時、右足背に10mm大の暗褐色のドーム状の隆起を3個認め、幼児期より存在する硬い結節で圧痛、局所熱感、発汗を認めたことから、eccrine angiomatous hamartoma(EAH)と考え、局所麻酔下に切除、全層植皮を行った。臨床および病理組織像より、EAHの診断が確定した。術後、患部の疼痛は消失し、1年経過した現在、再発はみられない。
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