MiniReport
Eccrine Angiomatous Hamartomaの1例
崎山 とも
1
,
城 光日
,
布袋 祐子
1荻窪病院 皮膚科
キーワード:
エクリン腺
,
過誤腫
,
汗腺疾患
,
手指
,
皮膚結節
Keyword:
Eccrine Glands
,
Fingers
,
Hamartoma
,
Sweat Gland Diseases
pp.684-685
発行日 2017年5月1日
Published Date 2017/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017237914
- 有料閲覧
- 文献概要
18歳女。3、4年前から出現した左小指DIP関節両側の小結節を主訴とした。関節両側面にそれぞれ3mm大の常色、弾性やや硬な小結節を認め、下床との可動性は良好であった。MRI検査ではT2脂肪抑制画像でDIP関節付近のほぼ全周性に境界不明瞭な高信号を認め、造影後のT1脂肪抑制画像で異常濃染も認めた。超音波検査では病変部に淡い低信号域があり、病変内に血流像は認めなかった。病理組織学的所見では真皮中層から深層にかけて血管腔、エクリン汗腺、神経、膠原線維が増生し、Eccrine Angiomatous Hamartomaと診断した。病変に連続性が疑われ根治術は困難と考えられ、自覚症状も認めなかったため経過観察する方針とした。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.